ザーザー?しとしと?雨を表現する擬音語・擬態語を学ぼう

雨 擬音語 日本語は難しい
梅雨

もうすぐ梅雨の季節ですね。
日本では、6月ごろになると雨の日が多くなり、毎日のように空がしっとりと濡れます。
しかし、九州南部は例年より早く既に梅雨入りしたようですね。

2025年梅雨入り梅雨明け予報

実は、日本語には雨の降り方を表す擬音語・擬態語がたくさんあります。
たとえば、「しとしと」「ザーザー」「ぽつぽつ」など。
それぞれが雨の強さや音の違いを生き生きと表現しています。

日本語の擬音語や擬態語は、
自然の音や様子をそのまま言葉にしたものです。

雨の音を聞きながら、「ザーザーかな?それともしとしと?」と
言葉にしてみるのも楽しいですよね。

リズムや響きが面白いので、覚えやすいでしょう。
また、日本語の感性や文化にもふれることができます。

今回は、雨の日によく使われる日本語の表現を紹介します。
日本語を勉強中の方や、雨の日が好きな方にも楽しんでもらえるとうれしいです。

雨を表す擬音語・擬態語 一覧

静かな雨・小雨の表現

「しとしと」や「ぽつぽつ」などの言葉は、やさしく降る雨を表しています。
静かな音や、リズムのある表現が多く、落ち着いた気分にぴったりです。

激しい雨の表現

一方で、「ザーザー」や「どしゃぶり」などは、勢いのある強い雨の音を表します。
つまり、傘をさしていても濡れてしまうような、激しい降り方です。

まとめた表がこちら

日本語ローマ字英語中国語説明・ニュアンス
しとしとshito-shitoDrizzling softly细雨绵绵
淅淅沥沥
静かに優しく降る様子
ぽつぽつpotsu-potsudrizzle/sprinkle滴滴答答少しずつ雨粒が落ちてくる様子
ぱらぱらpara-paraspit/sprinkle淅淅沥沥
下毛毛雨
軽い雨がまばらに降る
しょぼしょぼsyobo-syoboDrizzling continuously绵绵不断的小雨弱い雨が静かに
長く降る
ぽつんぽつんpotsun-potsunfalling in drops一滴一滴地落間をあけて落ちる雨粒の様子
ザーザーzaa-zaaheavy rainfall哗哗的大雨音を立てて
強く降る雨
じゃーじゃーjaa-jaaheavy rainfall哗哗的大雨音を立てて
強く降る雨
ざーzaaSudden burst of rain哗的一声下大雨一気に強く降る
印象
どしゃぶりdosyaburiDownpour倾盆大雨とても激しく
降る雨

雨の音や様子を表すときは、
「雨が〇〇降る」という形で使うことが多いです。

たとえば、
「雨がしとしと降る」
「雨がザーザー降る」
のように、「〇〇」の部分に擬音語を入れます。

ただし、「どしゃぶり」のように、
それ単体で「激しく降る雨」を意味する言葉もあります。
この場合は、「どしゃぶり降る」とは言わず、
単に「どしゃぶり」で使うのが自然です。

よく使われる雨の表現・言い回し

言葉で表す「雨」

雨の表現には「にわか雨」や「狐の嫁入り」など、日本語には雨にまつわる言い回しもたくさんあります。

日本語ローマ字英語中国語説明・ニュアンス
にわか雨niwaka-amerain shower阵雨急に降ってすぐに止む雨
狐の嫁入りkitsune no yomeiriSun shower太阳雨日が照っているのに降る雨のこと。迷信的・風習的な表現
梅雨tsuyuRainy season梅雨季日本の初夏に続く長雨の季節
(6〜7月頃
ゲリラ豪雨Gerira- gouuSudden torrential rain强阵雨
突发性暴雨
予測が難しく、
狭い範囲に突然降る激しい雨。
バケツをひっくり返したような雨baketsu wo hikkurikaeshita you na amDownpour倾盆大雨とても激しい雨のたとえ表現。

雨の表現、あなたはどれが好き?

日本語には、雨の音や様子を表す言葉がたくさんあります。
また、擬音語や言い回しを知ることで、雨の日も少し楽しく感じられるかもしれません。

こうした表現には、自然と共に生きてきた日本人の感覚や文化が込められています。
次の雨の日には、ぜひ耳をすませてみてください。
あなたなら、どんな言葉で雨を表したくなるでしょうか?

日本語を一緒に学びましょう

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